日本のカジノ、ギャンブル依存症は


世界で一番忙しいカジノは韓国にある。 世界で一番大きなカジノフロアーを持つのがマカオのベネチアンで546,000SqFt.(約50,725㎡)で計4,200のスロットマシンとテーブルがある。アメリカはオクラホマ州にあるWindstarもスロットの数で言えば7,000台なので、世界一である。私が行ったことがある世界のカジノで最も忙しいカジノは、ゲーム機器に対するプレイヤーの数の比率で行くと、韓国の江原ランド(カンオンランド)だ。ここもソウルから200キロの距離だが、山の上にあるため、高速道路を車で飛ばしても通常は4時間以上かかる。

【写真はAGB Nippon公式HP


【写真はhigh1 resort公式HP


我々が訪問した時は、土曜の夜10時過ぎにソウルを出たが、クレイジーなタクシー運転手で高速道路の逆行までしたので、3時間程で到着した。午前1時。スロットマシンは座れる台が一つもない。テーブルゲームは座っている人の後ろに待ってる人がいる。マカオのように座っている人の肩越しにチップ賭けてくるような事はしていなかった。「この世界は異常だ!ここは間違えなく世界で一番忙しいカジノだ!」と同行したアメリカ人のカジノ・コンサルタントの友人が驚嘆していたのを覚えている。正直なところ、この江原ランドのカジノについて語る時は、ポジティブな話ができない。閉鎖された炭鉱の町を復活させるべくカジノを誘致した。スキー場もあり、リゾート地として再開発された。しかし、韓国内で国民が唯一入場できるカジノであり、ソウルから4時間も離れている立地条件にも関わらず、盛況過ぎる程のお客が入っている。他店との競争が無いので、日本のパチンコ屋さんで言う所の、「あっちの角のパチンコ屋の方が良く出るよ」ってのが存在しない。負け続けてもここしかない。監督機関がスロットの還元率に幅を持たせていれば、一番低い数字設定にするに違いないだろう。因みに、ラスベガスでスロット還元率が一番低いのはマッキャラン空港内のスロットと言われている。「最後の最後に空港で一儲けだ」と思った方、負け(の確率が非常に高いので)ますので止めた方が良いです。まあ、実際は暇つぶし、又は喫煙室にスロットが設置してあるので、飛行機を待っている間に少々遊ぼうと思う人の憩いの場であり、勝ってやろうと意気込む方はいないようですが。

江原ランドの悪い例の一番はやはりギャンブル依存症である。韓国人からは入場料(外国人は無料、韓国人700円相当)も取り、入場回数にも制限(月に15回まで)があるにも関わらず依存症について話題が出ると必ずと言ってよい程、江原ランドが取り上げられる。「江原ランド」でグーグルしても、先ず出てくる画像は質屋が立ち並ぶ写真。だが、カジノと質屋との相互関係はここ江原ランドだけではない。マカオへ行っても何百件と言ってよい程の質屋が立ち並ぶ。ラスベガスでも昔から質屋が多い。ただ、ラスベガス大通りなど観光客が多い場所は家賃が高いので、質屋はストラトスフィア・タワーからダウン・タウンの間の寂れた場所に点在する。英語で質屋をPawn Shopと呼ぶが「Pawn Stars」のタイトルでケーブルテレビのリアリティ・シリーズが2009年から続いた。Pawn Shopへ訪問するのもラスベガスならではの楽しみである。古めかしい平屋建てのビルが立ち並ぶ辺鄙な場所に、このテレビ番組の舞台であるGold and Silver Pawn Shopはあるが、毎日、建物の外まで観光客で行列ができている。残念ながら、キャストの一人である先代がお亡くなりになったので、先月で番組が終了となったが、再放送はまだまだやっている。

また脱線してしまったが、依存症に戻します。

今日も日本IR法関連で依存症についての記事があった。 「ギャンブル依存症医療基盤、大幅に遅れ」と題された記事は、空いてる台が無いパチンコ屋の忙しそうな写真付きであった。【以下、内容はAGB Nippon公式HPより


”IR法関連の議論はかつてないほどギャンブル依存症問題を国民の注目にさらすこととなったが、この問題に対処するための国家医療の基盤は大幅に遅れている模様。 日本経済新聞によると、厚生労働省は日本には約70万人がギャンブル関連の問題を抱えていると推測しているが、ギャンブル依存症の治療に特化した医療施設は全国で五箇所しかない。こういったの専門施設以外にも複数の自助団体と民間的回復プログラムは存在するものの、大半の依存者は助けを求めずにいるか、あるいは家族内での解決を試みる傾向にある様子。 与野党や野党らにより7月6日にギャンブル依存症対策基本法が可決されたが、現状ではこの法案は単なる政策の基本的概要や問題解決に向けた声明に過ぎない。 政府のIR実施法が反依存症政策への資金供与について特別な規定を設けていないものの、政府がこの問題を真剣に受け止める姿勢にあると思われる声明は複数発表されている。(AGB Nippon) ”




ギャンブル依存症と聞くと、なけなしのお金でサラ金に走り、借金地獄に陥る人々だけではない。大金持ちの衆にもある。大金でギャンブルする人々をカジノでは「Whale」鯨と呼ぶ。いくらの金額から鯨で、いくらがイルカとかの区分はない(イルカという仇名は存在しないが)。アメリカでは全国版ニュースにも取り上げられたので、プライバシーポリシー云々という縛りが無いので、ここでも紹介したい。かれこれ10年程前であるが、日系アメリカ人のテランス・ワタナベ氏(以後、「W氏」とする)がラスベガスのカジノに入り浸っていた。それも1年以上、各ホテルの一番上等なペントハウスをまるで住まいのようにしていた。ラスベガスのあるクラーク郡は同じホテルに30日以上連泊すると「住人」となるため、通常は1か月に及ぶ連泊はできないはずだが、この人は例外だったようだ。W氏はアメリカは中西部、ネブラスカ州のオマハで雑貨の貿易商を父親の代から営んでいた。オマハは州内では大都会とされてはいるが、とても平穏な地方都市である。トウモロコシや小麦畑が一面に広がる農耕地帯である。彼の会社はOriental Trading社という。私も、田舎のカンザスでレストランを経営していた時は、ここから割り箸やカクテル用のアンブレラ(グラスに飾る紙製の傘)を購入していた覚えがある。裁判ざたになった時のニュースでは、W氏は約114億円以上負けたとある(シーザーズ・エンターテイメントのグループ内カジノで負けた金額)。だが、その前後にも他でもっと負けていたはずだ。アメリカのメディアでも「生涯一番多額をカジノで負けた男」とされている。シーザーズ系カジノ(シーザーズ・パレスとリオ)での114億円相当の負けのうち、最後の10億円相当の負債が残った所で、彼の銀行にそれをカバーするだけの残高が無かった為、カジノ側(シーザーズ・エンターテイメント)から訴訟をおこされた。W氏は、それにカウンター訴訟。カジノ側がW氏が泥酔し、鎮痛剤などの影響があるのを知っていてカジノでギャンブルをさせたとして訴え返した。ご存知かも知れないが、アメリカでは、お客が飲酒で事故を起こした場合、そのお客がバーやレストラン側を訴えて勝訴するパターンが多い。泥酔したお客の自己責任ではなく、「酒類を飲ませた側が悪い」となる。薬となれば尚更で、処方箋が不要な薬も絶対に与えてはならない。という事で、裁判の結果は、W氏の勝訴。ここでポイントアウトしたい事は、W氏の負けた額でもなければ、勝訴したことでもない。実は、W氏はウィン・カジノにも出入りしていた。ウィンにとってもかなり美味しいお客であったに違いない。だが、その当時、最高執行責任者であったスティーブン・ウィン氏(今年初めにセックススキャンダル発覚後、全ての職務から降りた)は、W氏は「アルコール依存症であり、ギャンブル依存症である」とし、W氏をウィン・カジノへの出入り禁止処分とした。このスティーブン・ウィン氏は自社名を自分の名前とし、そのカジノにも自分の名前をつけている。一見、とてもワンマンで、その性格を現す彼に纏わる武勇伝も色々ある。しかし、会社の利益以上に何かがこのミスター・ラスベガス(ウェイン・ニュートンもそう呼ばれている)と呼ばれる程の強者にW氏出禁と判断させた。カジノに自分の名前を付けているが故にこの行動に出たのかも知れない。流石、ミスター・ラスベガスだと感動した。日本でも、依存症防止法を完璧な形で確立する為に、国会議員の方々がカジノ関連を勉強した方々に相談しながらやっきになっているとメディアに出ているのを見かける。完璧に近い法律やレギュレーションも必須ではあるが、これは飽くまでも問題が起こった際に公務側を守るものであって、本当に依存症を防止するのは、カジノのフロアーで働いている、直接お客と接する現場の従業員であろう。日本カジノ学会の勉強会に参加した際、日本の技術系有名企業の方から顔認識の技術についての説明があった。その会社は、シンガポールのサンズ・カジノのカメラも手掛けたそうだ。カメラは千台以上設置してあるそうだ。今後、日本カジノならではの技術の最先端をカジノに導入することも素晴らしいことである。

ウィンから出禁になった一件の後、W氏がシーザーズ・パレスでギャンブルをするようになった。今思えば、W氏がカップ麺を食べながら一押し何百ドルのスロットマシンをしていた姿を思い出す。アメリカのド田舎のアジア系で、同性愛者、仕事で成功することで自分を認めてもらうしかなかった人が、カジノで多額のギャンブルをするようになり、VIP待遇を受けるようになった訳だが、実際はとても素朴な人だったように思う。「お金を使うお客が良いお客」というラスベガスのカジノのスタイルは、全く正直で、人種差別が無く、全てが平等だと確信する。世間一般で「弱者」となっている者が、最も羽を伸ばせる場所かもしれない。今となっては、一人だけでプライベートのテーブル、増してやプライベートの一室でギャンブルする中国人富豪のスタイルに変化してきたことで、やたらとテーブル数が増えていることはとても残念ではあるが、少し前までは、シーザーズ・パレスでも大きなバカラテーブルが2台しかなかった。一部上場企業の日本人会長、アラブの大富豪、ロスアンジェルスのパーマ屋さんの中国人女性店主、プロのバスケットボール選手、個人で宗教法人を持っているお坊さん、この人たちが同じバカラ・テーブルを囲んで「モンキー!モンキー!」と一緒に叫んで、日頃の憂鬱感を全て忘れたかのように楽しんでいる光景がみられるのがラスベガスのカジノである。 「カジノは一攫千金を狙った射幸心を煽る為、ギャンブル依存症者が生まれ、好ましくない」。このデフェニションは間違えかもしれない。








ラスベガスのカジノで、大口でギャンブルするプレイヤーには「クレジット」の口座をそのカジノ内で開設する事ができる。プレイヤー側からは、日本のマイナンバーと同等のソーシャルセキュリティー番号(厚生年金番号)と銀行の口座情報を提出する。カジノ側は銀行の平均残高をクレジット調査会社に依頼し調査する。その平均残高に見合った「クレジット」の金額を設定し、その設定金額枠の中から、プレイヤーはカジノ用チップやスロット用チケットを引き出してギャンブルする。その際、「マーカー」と呼ばれる小切手にサインをする。その小切手には引き出す金額とプレイヤーの名前が印刷される。この「マーカー」は借用書と同じで、引き出した金額と同じかそれ以上のカジノ・チップやスロット・チケットと引き換えで、その「マーカー」は返済されたこととなり、「マーカー」を返してもらうことができる。このマーカーの返済できない場合は、通常、30日後に指定した銀行口座へ小切手として引き落としとなる。この一連のプロセスは、クレジットカードの審査や、カードを使用した後に、月極めで支払いの義務があるという点で似ている。ただ、未払いのカジノの「マーカー」には利子がつかない。その理由からも、カジノ側はその取り立てに容赦はない。映画で出てくるような乱暴なことは現在はないが、直ぐにコレクション・エージェンシー(借金取り立て業務専門会社)へマーカーの額面以下で売る。その前に、銀行口座にマーカー引き落としをした際に十分な残高が銀行口座にない場合は不渡りとなり、アメリカで小切手の不渡りを出すと「フェロニー」(重罪)で、直ぐに実刑となる。不渡りが出た時点でカジノ側が警察側へ通知し、逮捕状が発行される。スピード違反で捕まった際に、マーカーの不渡りに対する逮捕状が出ていてそのまま牢獄行きで、牢獄から私が働いていた営業部の部署の担当者へ泣きの電話があったこともある。母親が小学生の子供を連れてカナダからラスベガスへ来た時も同じようなことが起きた。マーカーの支払いを滞納していた為、この母親は到着した翌朝、宿泊している部屋から早朝6時前にラスベガスの警察に逮捕された。この女性がアメリカ入国の際にイミグレ―ションから地元警察に連絡があったのだろう。子供はそのまま施設へ。数日後に夫がお金を作って現金を持ってきたのを覚えている。子供は父親が連れに来た為、無事に施設を出られたが、当の本人である母親が拘置所から直ぐに出られたかは定かではない。日本にカジノが出来た際、この「クレジット」方式を取り入れるかどうかは、私もまだ調べが足りていないが、多額の現金を持参してカジノへ行かなくても済むと言う、「お客様の便宜」としてのクレジット方式でスタートしたのではあるが、逆に借金を作らせる事になってしまっている。「一粒で二度美味しい」で親しまれたキャラメルがあるが、このクレジット方式は(クレジットカードのキャッシングも含めてだが)、「一回使用で二度苦しい」である。負けた時にいやな思いをして、30日後に銀行から引き落としがあって再度嫌な思いをすることになる。




韓国のカジノの話に戻るが、済州島にロッテが観光業に参入してきた。それも、カジノ付きのである。【上記写真と内容はAGB Nippon公式HPより


済州島は、西日本からだと東京へ行くよりも近い。済州島へ観光へ行ったついでにカジノへ行く方々も多いであろう。やはり、日本にカジノがあっても良いという事か?自己責任を重んじる日本の慣習において、ギャンブル依存症は世間一般にはどう見られるのか?



ここでご紹介している内容は作品の副次的な視点提供を目的として引用しています。 著作権は作者及び出版社に帰属しています。






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