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ラスベガスから車で5時間、アンテロープ・キャニオンに行ってました。其の2

Updated: Oct 20, 2018


アンテロープ・キャニオンご紹介の後半です。ラスベガスから約435キロの北東に位置するアンテロープキャニオン。 グランドキャニオンに次いで、ラスベガス発の人気の自然絶景名所の一つです。


グランドサークルと呼ばれる大きな円の中に点在する「大自然の名所の群れ」がこのユタ州南部とアリゾナ州北部にありまして、その州境にコロラド川でつながるパウエル湖を中心に半径約225キロの円の中に多くの名所があります。

私のスマホの待ち受け画面は、写真家Peter Lik氏の「ゴースト」ですが、この写真が撮影されたのが、今回ご紹介させていただいているアンテロープキャニオンの「谷間」の中です。「大自然が創り出した最高の芸術」と例えられる程、天井の岩の隙間から差してくる太陽の光が岩肌に反射して醸し出す「最高の芸術」は、インスタ映えする景色ばかりで、この「谷間」の中を皆さん歩いて見て回ります。肉眼で見える色と、写真になった色とはかなりの相違があったりして、とても面白いです。【右上の画像は私のiPhone6で撮影】 丁度、正午前後の日差しが最高と聞いて、午前11:00からのアッパーのツアーに参加。アンテロープキャニオンはアッパーとロウア―の2つに分かれていて、ロウア―の方は、午後3時からのツアーにしました。


ここアンテロープ・キャニオンはナバホ・インディアンの居留地です。ナバホ部族は「ナバホ・ネーション」と呼ばれる自身の政府があり、警察などもナバホ部族警察です。1988 年に連邦政府の特例により、各部族のカジノ経営が許されるようになり、ナバホ部族もいくつかのカジノを運営しています。

原住民族ナバホ族は、この地を「水が岩を流れる場所」と呼び、アンテロープ(カモシカ類)や彼らの家畜(今回はロングホーン牛に出くわしました)などを放し飼いして、冬場は寒さを避けるためキャニオン内に住んでいました。 このあたり一帯は砂漠気候のため、1年中乾燥していますが、モンスーンの時期になると、スコールが瞬時に鉄砲水を起こし、一気にアンテロープ・キャニオンに流れ込むようになっていて、その水の勢いで内部の岩の幻想的な形状を作り出しています。この辺りは、もともとコロラド台地の一部であり、ロッキー山脈が隆起してきた際にできたと言われています。一時的に(何万年単位ですが)隆起した台地を流れていく水が、柔らかい砂岩を侵食してこのような幻想的な模様を自然な岩で創造されたものです。


アンテロープ・キャニオン、アッパー

  • 全長は約7.5キロ

  • 約1時間30分

*ツアーの際、全長7.5キロ全ては歩きません。

アンテロープ・キャニオンはアッパーキャニオンとローワーキャニオンに分かれていますが、観光客にはアッパーキャニオンの方が圧倒的に人気があるようで、予約なしで来た人たちは明日に回されてました。

まずは、このような改良したトラックに乗せられて、町中からナバホ部族のみが入る事のできる区域へ。ナバホ部族直営のツアーに参加しないと見学できないようになってます。


元々の軍用車両を払下げして使用している観光客運搬用トラック。


この割れ目からアンテロープのアッパー・キャニオンがスタートします。


写真中央がナバホ族の案内人さん。





アンテロープ・キャニオン、ロウア―

  • 全長約12・5キロ

  • 約1時間30分

ロウワーの方は、現在では階段などが設置されて比較的訪れ易くなっていますが、鉄製の階段が取り付けられる以前は、キャニオンを訪れるために一定の場所をロープやはしごでロッククライミングのように登り下りをしなくてはならなかったため、利用者に限りがありました。階段が設置されている現在も、長く狭い場所が多い上、全体を通して足場が悪いなどアッパー・アンテロープ・キャニオンと比べて散策が困難である点からも、アッパーの方が人気が高い?ようです。私が同行したグループは、皆ロウアーの方が素晴らしいと言う意見になりましたが。



1931年にナバホ族の羊飼いの少女が巨大な大地の割れ目を発見し、それが現在のロウアーのアンテロープ・キャニオンです。 その後まもなくして、現在アッパーと呼ばれる巨大な山の裂け目が発見されました。1990年台になってようやく一般公開となり、観光名所となりましたが、それ以前は、ナショナルジオグラフィックや、大学のリサーチ、政府関係の人のみがナバホ族の同伴で足を踏み入れることができました。